すみなすワークスタイル

職員の声

古塚 修平さん(令和4年10 月入職)

  金沢地域活動ホーム  りんごの森   

仕事の内容は?
  金沢地域活動ホーム「りんごの森」でショートステイを担当しています。入浴、夕食、就寝、朝食、送り出しと濃い時間をご利用者と過ごします。「一緒に暮らしているなぁ」と感じます。ご本人が主体的に過ごせるよう、支援をし過ぎないよう見守りながら、必要な所があれば介助や支援をしています。ご利用者の率直な感情表現や行動に、関わり方や支援内容を試行錯誤する日々ですが、行動障害がある方が、落ち着かない様子から穏やかに変わっていくという貴重な経験もしました。何度も会って本音のやり取りをしているうちに、その人を深く知ることができました。失敗しても最後はハグして笑い合える、何にも変えがたい時間を共有しています。
大切にしていることは?

 ご利用者との関わりで大切にしているのは適切な「距離感」です。全てを支援するのではなく、自分でできることは自分で行ってもらうようにしています。また、お一人おひとりの障害特性にあわせて根拠に基づいた支援を心掛けています。私は障害福祉に携わるのが初めてで、先輩にご利用者に対する姿勢や心構えなど多くのことを教わりました。今も会議で支援の悩みや課題の解決方法を一緒に考えてもらっています。生活支援担当は6名いますが、雰囲気がよく何でも相談できるチームです。


すみなす会を選んだきっかけは?

 すみなす会に入職したのは知り合いの人が声をかけてくれたのがきっかけです。実はその頃、高齢者施設で介護の仕事をしていて、すぐに転職しようとは考えていませんでした。障害のある方と接したことも少なく、障害者施設に閉鎖的なイメージを持っていました。勧められて見学してみると、笑い声や会話が聞え、ご利用者と職員が活き活きと活動していて印象が変わりました。「自分も障害者支援をしてみたい」と転職を決めました。


これから目標としていることは?
 入職してからご家族に「いつもありがとう」と言っていただき、自分も社会貢献できているのかなと感じています。りんごの森がご利用者やご家族にとって、いつでも安心して戻ってこられる場所であるように、これからも働いていきたいと思います。

まずは高齢者施設で働いた経験を活かして、万一の事故や発作に対応できるよう介護福祉士の資格を取りたいと考えています。移動支援(ガイドヘルパー)もやってみたいですね。

 もう一つは、生活支援員という仕事を多くの人に知って欲しいです。障害のある方は素直に気持ちを伝えてくれるので、人と人との関わりがとても温かい、唯一無二の関係が築ける仕事です。実際に施設を自分の目で見て、ここの空気を感じていただければと思います。